2018年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 403-1 原子炉化学,放射線化学,腐食化学,水質管理

[2M06-09] 腐食化学

2018年3月27日(火) 10:50 〜 12:00 M会場 (M1棟 M1-313)

座長:室屋 裕佐 (阪大)

11:05 〜 11:20

[2M07] 原子炉起動時の腐食環境緩和及び放射性核種付着抑制技術の開発

(10)炭素鋼へのPt粒子付きNi皮膜形成によるCo付着抑制効果

*細川 秀幸1、伊藤 剛1、長瀬 誠2、佐々木 麻由2 (1. 日立製作所 研究開発グループ、2. 日立GEニュークリア・エナジー)

キーワード:コバルト、化学除染、ニッケル、貴金属注入、白金

貴金属注入水質に対応した化学除染後の炭素鋼のCo-60再取込抑制技術として、化学除染後の表面処理技術を開発している。前回の報告で貴金属注入水質ではNiによるCo付着抑制効果が確認できたことから、炭素鋼表面にNiとPtを付着させることでこの効果が得られるのではないかと考えた。そこで炭素鋼表面にNi金属皮膜を形成し、Ptを付着させた条件でCo-60付着試験を実施し、その抑制効果を確認した。