2018年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 403-1 原子炉化学,放射線化学,腐食化学,水質管理

[2M18-21] アクシデント化学3

2018年3月27日(火) 16:55 〜 18:00 M会場 (M1棟 M1-313)

座長:永石 隆二 (JAEA)

17:25 〜 17:40

[2M20] 東京電力福島第一発電所事故におけるセシウムの化学的挙動に関する検討

(10)球状Cs含有粒子の生成メカニズムに関する現象論的考察

*伊東 賢一1、鈴木 晶大2、大石 佑治3、中森 文博3、曳田 史朗1、野崎 謙一朗1、本多 剛1、溝上 伸也5,4,1 (1. 東京電力HD、2. NFD、3. 大阪大学、4. 原子力機構、5. 国際廃炉研究開発機構)

キーワード:福島第一原子力発電所事故、セシウム化学、不溶性セシウム粒子、無機亜鉛塗料、核分裂生成物、原子炉隔離時冷却系、圧力抑制プール

福島県および首都圏で観測された球形の不溶性セシウム粒子は、構成成分および高温からの急冷を必要とする組織上の特徴から、福島第一原子力発電所2号機原子力圧力容器で生成したと考えられる。事故進展との関係を含め、不溶性セシウム粒子の生成メカニズムを現象論的に考察した。