2018年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 404-2 核化学,放射化学,分析化学,アクチノイドの化学

[2N10-13] 核種の固体・溶液化学

2018年3月27日(火) 14:45 〜 15:50 N会場 (M3棟 M3-211)

座長:北辻 章浩 (JAEA)

15:00 〜 15:15

[2N11] ウランフタロシアニン錯体の合成と磁化測定

*渡邊 博仁1、福田 貴光2、白崎 謙次1、山村 朝雄1 (1. 東北大学金属材料研究所アルファ放射体実験室、2. 大阪大学大学院理学研究科化学専攻)

キーワード:ウラン錯体、磁性

ウランフタロシアニン錯体の合成と直流および交流変動する外部磁場における磁化測定を行った。
希土類金属を中心としたフタロシアニン錯体では遅い磁気緩和現象が見られており、同様の構造をもつウラン4価の錯体であるウランフタロシアニン錯体の磁性測定は、希土類とアクチノイドという中心金属の違いを比較できる。
また、ウランの遅い磁気緩和現象は3価錯体で見出されていることから、4価錯体についても興味が持たれている。