2018年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核融合工学 » 501-2 核融合炉材料工学(炉材料,ブランケット,照射挙動)

[3C10-13] 炉材料,微細組織

2018年3月28日(水) 14:45 〜 15:55 C会場 (R1棟 R1-211)

座長:野上 修平 (東北大)

15:15 〜 15:30

[3C12] REDOX反応制御MA法によるODS-Cu合金の創製

*笠田 竜太1、八尾 栄彰2、小西 哲之2、Mohammad Aghamiri3、大野 直子3、鵜飼 重治3、能登 裕之4、菱沼 良光4、室賀 健夫4 (1. 東北大金研、2. 京大エネ理工研、3. 北大院、4. 核融合研)

キーワード:ダイバータ、Cu合金、ODS、メカニカルアロイング

核融合炉ダイバータのヒートシンク材料として用いられるCu合金の耐照射性や強度特性の向上を目指して、新しいODS-Cu合金の開発を進めている。通常のメカニカルアロイング(MA)法では、Cuの有する高い延性のためMA中の凝集や付着が生じ、合金化が阻害されるため、ODS化(ナノ酸化物粒子の微細分散)が十分に達成できない。そこで本研究では、MA中の凝集を防ぐために、これまでの添加材であるY2O3ではなく、YH2とCuOを複合調整添加することによってMA中にこれらのREDOX反応を起こさせ、粉末の凝集を防ぎつつMAを進展させる方法を開発した。得られた合金の特性(強度と熱伝導特性)とその微細組織学的要因について報告する予定である。