2018年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 202-2 放射線物理,放射線計測

[3H06-09] 核物質分析

2018年3月28日(水) 10:50 〜 11:55 H会場 (U2棟 U2-213)

座長:人見 啓太朗 (東北大)

11:05 〜 11:20

[3H07] MOX燃料ペレット中のプルトニウムスポット測定における画像解析手法の開発

*田沢 勇人1、細金 達哉1、石川 文隆1、茅野 雅志1、松山 一富1、斎藤 浩介1、大石 真一2、中島 弘3 (1. 日本原子力研究開発機構、2. 検査開発、3. NESI)

キーワード:MOX燃料、Puスポット、画像解析

Puスポットは、MOX燃料の安全設計上、重要な管理項目であり、MOX燃料ペレットの製造仕様として最大径とPu濃度が定められている。 
本測定手法は、MOX燃料ペレット中のプルトニウムが偏在する部位(以下、「Puスポット」と称す)について、αオートラジオグラフ法により取得した写真像から、Puスポット径の測定とプルトニウム濃度(以下、「Pu濃度」と称す)の測定を行っている。これらの測定は、作業を熟知した作業者が手作業で実施しているため、測定者が限られるとともに測定には時間を要するなどの課題があった。このため、画像解析手法を適用した自動測定技術の開発を進めている。
既に報告したPuスポットの最大径の自動測定に次いで、Pu濃度測定の自動測定のための画像解析手法を開発した。