10:50 〜 11:05
[3J06] MPFI法とMPS法を用いた炉内構造物溶融移行解析手法の開発
キーワード:過酷事故、溶融移行挙動、粒子法、MPFI法、MPS法
適切なシビアアクシデントマネージメントを策定および実施するためには,多様な過酷条件における事故進展挙動を模擬できるようにする事が重要である.本研究では,粒子法の一種であるMoving Particle Full-Implicit(MPFI)法とMoving Particle Semi-implicit(MPS)法の離散化手法を組み合わせることで炉内構造物溶融移行解析手法を開発している.本稿では,流動解析にMPFI法を用い,伝熱解析にMPS法の離散化モデルを用いた溶融移行挙動解析を報告する.具体的には,熱源からの輻射伝熱によって模擬制御棒の温度が上昇し,溶融移行する様子が確認された.