2018年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[3J13-15] 密度成層・自然対流

2018年3月28日(水) 15:35 〜 16:25 J会場 (U3棟 U3-211)

座長:齊藤 泰司 (京大)

15:50 〜 16:05

[3J14] 高温ガス炉における受動的冷却設備の伝熱特性に関する検討

*細見 成祐1、山口 修平1、明石 知泰1、松元 達也1、劉 維1、守田 幸路1、高松 邦吉2 (1. 九州大学、2. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:高温ガス炉、原子炉キャビティ冷却システム、ふく射熱伝達、スケールモデル、伝熱実験

次世代原子炉である高温ガス炉に採用が検討されている受動的原子炉キャビティ冷却システム(RCCS: Reactor Cavity Cooling System)の熱的成立性の評価に資するため、本研究では、スケールダウンしたRCCSのモデル試験体を用いた伝熱実験を実施し、自然対流及びふく射熱伝達の伝熱特性を把握するとともに、その評価手法の確立を目的とした検討を行った。伝熱実験は、ヒータ表面や冷却面の放射率をパラメータ―として、ふく射熱伝達による冷却の寄与を変化させたときの一連のケースで壁面温度および、熱流束データを取得した。また、ふく射熱伝達に関しては、指向性反射も評価できるようにモンテカルロ法を用いた評価を行い、従来の形態係数法と比較することで、その適用性を確認した。