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[3K03] 福一1号機ICは地震から津波まで運転停止(2)
敦賀第一原発ICの作動記録考察
キーワード:非常用復水器、福一原発1号炉、事故時運転操作手順書、敦賀第一原発
福島第一原子力発電所の2011年3月11日事故時、地震から津波到着迄の45分間「ICは断続的に4回運転された」が公式発表である。一方、ICは操業開始以来1度も運転されていないこと。IC作動訓練が1度も為されていないこと。訓練に使用したシミュレータは3号機用であり、RCICに相当するHPCIを摸したと想定されること。から、1号機の圧力上昇によりIC自動起動した後、運転員がICを手動運転できたとは、考え難い。この問題を技術的に解明すべく、東京電力公開資料の圧力・水位記録および事故時運転操作手順書の矛盾をベースに検討し、5回発表してきた。
今回は、敦賀第一原発のICの作動記録から、ICが顕熱冷却から潜熱冷却に移行するので、時系列的に圧力低下速度が減じる形になる。一方で、事故時の記録では逆である。従ってICが津波到着まで2台稼働が1台稼働に変更したという運転員証言は間違いであった、と結論する。
今回は、敦賀第一原発のICの作動記録から、ICが顕熱冷却から潜熱冷却に移行するので、時系列的に圧力低下速度が減じる形になる。一方で、事故時の記録では逆である。従ってICが津波到着まで2台稼働が1台稼働に変更したという運転員証言は間違いであった、と結論する。