2018年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-3 原子力施設の廃止措置技術

[3L01-05] 汚染コンクリート解体等技術

2018年3月28日(水) 09:30 〜 10:50 L会場 (M1棟 M1-311)

座長:北村 高一 (JAEA)

10:15 〜 10:30

[3L04] 汚染コンクリートの解体およびそこから生じる廃棄物の合理的処理・処分の検討

(5)熱変質硬化セメントペースト中のCs+イオンの拡散挙動

*森下 悠理1、設楽 大策3、瀧谷 啓晃4、田中 真悟2、渡邊 直子2、小崎 完2 (1. 北海道大学大学院工学院、2. 北海道大学大学院工学研究院、3. 山形県警察本部 科学捜査研究所、4. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:放射性廃棄物処分、セメント、拡散、Cs-137、熱変質、廃止措置、福島第一原子力発電所

福島第一原子力発電所事故において事故時に高温にさらされたコンクリート材料中の放射性セシウムの移行挙動を明らかにするため、実験室にて調整した硬化セメントペーストを加熱、再水和させた模擬変質コンクリートに対して、Cs-137をトレーサとして用いた非定常拡散試験を行った結果、Csの見かけの拡散係数を加熱処理によって顕著に増加することが示された。