2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

VI. 核融合工学 » 601-4 核融合機器工学(第1壁,ダイバータ,マグネット等)

[1L01-05] ブランケット,ダイバータ

2019年9月11日(水) 14:45 〜 16:10 L会場 (共通教育棟 2F E22)

座長:江原 真司(東北大)

15:00 〜 15:15

[1L02] ナノ粒子分散による液体Liの特性変化に関する研究

(2)ナノ粒子分散Liの濡れ性評価

*帆足 英二1、兼光 美樹1、沖田 隆文1、滝脇 賢也2、鹿野 文寿2 (1. 大阪大学、2. 東芝ESS)

キーワード:核融合中性子源、液体金属ブランケット、液体リチウム、金属ナノ粒子

Liは加速器型中性子源におけるビームターゲットや核融合炉ブランケットとしての利用が検討されているが、反応性の高さが事故時のリスクとして懸念されている。同様の特性を持つNaは早くにその懸念を克服する研究が行われており、一つにナノ粒子を分散させることで反応性が抑制できるという研究成果が出ている。その中で、表面張力や粘性係数といった流動に影響与える物性の変化も報告されている。そこで本研究では、同様の効果が同じアルカリ金属であるLiにも期待できると考え、ナノ粒子がLiの特性に与える影響を評価するため、ナノ粒子分散Liの濡れ性を評価した。材料としては低放射化フェライト鋼F82HとSUS304を選定し、二種類金属ナノ粒子を分散させたLiと純Liで接触角の計測を実施した。