3:50 PM - 4:05 PM
[3I14] Preparedness for criticality accidents postulated in Rokkasho reprocessing plant
(2)Applicability of neutron absorber material (m-carborane)for the criticality accident in organic solvent phase
Keywords:carborane, neutron absorber, solubility, severe accident, criticality accident, reprocessing plant
六ヶ所再処理施設において発生を想定する臨界事故には、再処理プロセスで用いる有機溶媒中(有機相)の核分裂性物質濃度が上昇することによる臨界事故が含まれる。有機相での臨界の場合,従来より核燃料施設の臨界事故対処に用いられることが多かった硝酸Gd水溶液では、供給後に相分離することにより、所定の中性子吸収効果が得られない可能性がある。そのため、有機溶媒に可溶なほう素化合物(m-カルボラン)に着目し、臨界事故への適用可能性を検討した結果、所定の溶解度が得られるとともに、経年による品質低下についても実用上問題のないことを確認した。