15:15 〜 15:30
[1N09] 核内カスケード模型による(p,nx)反応と(n,px)反応二重微分断面積の計算
キーワード:INCモデル、シミュレーションコード、アイソベクトル型巨大共鳴、陽子入射中性子放出、中性子入射陽子放出
Intra nuclear cascade model を用いた(p,nx)反応と(n,px)反応について、30度以下の前方角の計算結果過小評価の原因として考えられていたアイソベクトル型巨大共鳴について研究を行なった。
本研究は巨大共鳴の導入による二重微分断面積の再現性向上を目的とした。計算の方法として、INC模型にL=0,1,2の三種類のアイソベクトル型巨大共鳴を導入した。巨大共鳴は、生じる確率やそれぞれの励起エネルギーが入射エネルギーや核内の中性子余剰数に関係することが分かっため、これらの関係性を用いて一般化を図った。
その結果、(p,nx)反応について27Al,90Zr,208Pb標的核での実験値の再現性が向上し、(n,px)反応について数十から数百MeV入射下において、12Cから181Taの幅広い領域の標的核で実験値を再現できるようになった。
本研究は巨大共鳴の導入による二重微分断面積の再現性向上を目的とした。計算の方法として、INC模型にL=0,1,2の三種類のアイソベクトル型巨大共鳴を導入した。巨大共鳴は、生じる確率やそれぞれの励起エネルギーが入射エネルギーや核内の中性子余剰数に関係することが分かっため、これらの関係性を用いて一般化を図った。
その結果、(p,nx)反応について27Al,90Zr,208Pb標的核での実験値の再現性が向上し、(n,px)反応について数十から数百MeV入射下において、12Cから181Taの幅広い領域の標的核で実験値を再現できるようになった。