2020年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[2H13-14] 計算コード開発3

2020年9月17日(木) 16:45 〜 17:25 H会場 (Zoomルーム8)

座長:佐野 忠史(近大)

16:45 〜 17:00

[2H13] 三菱3次元詳細輸送計算コードGALAXY-Zの開発

(5)RSE法を用いた共鳴計算の検証

*山路 和也1、小池 啓基1、家山 晃一1、左藤 大介1、山本 章夫2、竹田 敏3 (1. MHI、2. 名大、3. 阪大)

キーワード:GALAXY-Z、共鳴計算、RSE法、基底関数

三菱重工では次期核設計コードとして3次元詳細輸送計算コードGALAXY-Zを開発中である。炉心計算に用いる実効断面積に対して複雑な幾何形状による非均質性や共鳴干渉の効果を効率的に取り込むため、中性子スペクトルを基底関数で展開するRSE(Resonance calculation method using energy Spectral Expansion)法に基づく共鳴計算手法をGALAXY-Zに導入した。その妥当性確認のために、超詳細共鳴計算手法(参照解)のピンセル、燃料集合体体系での計算結果と比較した。ウラン及びMOX燃料を対象に、通常運転状態から低水密度条件において、RSE法に基づく共鳴計算手法を導入したGALAXY-Zは、実効断面積のみならず、実効増倍率、出力分布も参照解を精度よく再現することを確認した。