[2I13-17] MA回収・核変換技術

[2I15] 柔軟性の高いMA回収・核変換技術の開発

(11)電解による溶融塩からのヨウ素分離回収

*野平 俊之¹、法川 勇太郎¹、飯塚 政利² (1. 京大、2. 電中研)

キーワード：金属燃料、ナトリウム冷却高速炉、乾式再処理、MA核変換、廃棄物低減、電解回収、ヨウ素

高速炉燃料サイクルに金属燃料ー乾式再処理技術を取り込むことにより、幅広い高速炉導入シナリオやPu需給シナリオに柔軟に対応しつつ、廃棄物有害度低減効果を最大化するMA回収・核変換システムを構築することを目的とし、文部科学省からの受託で2016度から4か年の計画で金属燃料および炉心関発、乾式再処理技術関発、ならびにMA回収・核変換シナリオPu/MA収支の検討を実施した。乾式再処理における使用済み塩化物処理では、液体金属中にFP元素を回収し酸化物に転換してガラス中に含有させることによる高レベル廃棄物固化体発生量の抑制、およびヨウ素の分離回収を狙っている。本発表では、溶融LiCl-KClにLiBrやLiIを添加した浴中において、各種ハロゲン化物イオン(Cl^-, Br^-, I^-)の陽極酸化挙動を調ぺた結果について、また、ヨウ素ガスのみを電解生成させた後に浴外で銅と反応させてヨウ化銅として分離回収を試みた結果について報告する。