2020年秋の大会

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[3J01-06] 原子力教育

2020年9月18日(金) 10:00 〜 11:45 J会場 (Zoomルーム10)

座長:土田 昭司(関西大)

10:00 〜 10:15

[3J01] 小学校における原子力エネルギーと地層処分に係るコミュニケーション改善の効果的アプローチ

(1)小学生の認知内容の変容と受容(出前授業報告 2010年~2020年)

*幸 浩子1,10、石原 慶一2,10、山野 直樹3,10、宮川 俊晴4,10、芳賀 重行5,10、野村 直希6,10、金澤 秀樹7,10、原田 勝之8,10、桑名 良幸8,10、植田 清宏9,10 (1. W.I.S.E.教育企画、2. 京都大学、3. RADONet、4. NPO法人 放射線教育フォーラム、5. いわき市立内町小、6. 福井大学、7. 東京都市大学、8. 京教附属桃山小、9. 大手前大学、10. エネルギー環境教育実践チーム)

キーワード:エネルギー環境教育、放射線教育、高レベル放射性廃棄物処分方法、地層処分、小学校、出前授業、みゆカフェ、リスクコミュニケーション

「どのエネルギーを使うとどのように環境に影響が生じ、それらがどのように私たちの生活に影響を与えるのか。」地球環境を改善し維持しながら我々が生活を営むためには、エネルギーと発電をそのライフサイクルで捉え、総合的に考え、実践的な取り組みを推進することが必要不可欠である。チームEEEはエネルギー環境教育を主軸に、「放射線の基礎知識」「様々な発電」「エネルギーと環境」「高レベル放射性廃棄物の処分問題」「地層処分の理解促進」について、日本全国の小中学校を中心に出前授業を実施し、延べ9000名を超える児童生徒たちとともに、放射線や原子力について、発電やエネルギー、地層処分について考えてきた。今回は特に、小学生は地層処分についてどう考えるのか、みゆカフェを使った独特な授業法による出前授業をもとに、2010年から2020年までの調査結果から、子供たちの授業前後の変容と受容の推移をまとめた。