[3N08-13] Plasma Facing Materials

[3N12] Evaluation of damage effect on hydrogen isotope retention by hydrogen plasma exposure at QUEST 2019S/S

*Ayaka koike¹, Fei Sun¹, Mingzhong Zhao¹, Takuro Wada¹, Shota Yamazaki¹, Ashizawa Kyosuke¹, Naoaki Yoshida², Kazuaki Hanada², Yasuhisa Oya¹ (1. Shizuoka Univ., 2. Kyushu Univ.)

Keywords:tungsten, QUEST, Plasma exposure, Hydrogen isotope retention behavior

核融合炉のプラズマ対向材料であるタングステン中における水素同位体滞留挙動の解明は、燃料リサイクリングや安全面の観点において必要不可欠である。本研究では、QUEST2019S/Sにて高温で長時間放電プラズマに曝されたタングステン試料に対して、透過型電子顕微鏡（TEM）による試料表面の観察及びX線光電子分光法(XPS)での化学状態測定を行った。また、昇温脱離法（TDS）を用いて水素同位体滞留挙動を評価した。実機環境に近い条件下での水素同位体滞留挙動を評価するために、あらかじめ照射損傷を導入した試料を用いた。その結果、照射損傷を導入していない試料においては試料設置位置による明確な変化が見られず、壁への損傷量が減少していることが示唆された。2018A/Wにおける照射損傷導入試料のTDSでは下部壁の滞留量が増加し、プラズマ条件との相関が見られた。今後これらの結果の比較から照射損傷が水素同位体滞留に与える影響を評価する。