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[3I08] 断面積調整法の適用において断面積及び共分散を全て調整する必要性に関する議論
キーワード:断面積調整法、核データ、共分散
断面積調整法において、感度がある断面積については仮に本来独立であっても断面積間の共分散が調整される。付与される相関について物理的かどうか疑問があるとの指摘もあるものの、この相関は感度係数によって見つけられ構築されるもの(detected and established)と理解されることがある。しかしながら、著者らの検討により、一部の断面積とその共分散のみを調整しても不整合は生じないことを明らかにしている。本発表では、著者らのこれまでの検討をふまえ、断面積調整法の適用において断面積及び共分散を全て調整する必要性に関する議論をまとめる。