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[3J13] BWR燃料集合体内における燃料棒周りの液膜挙動解明に向けた研究開発
(5)光導波路フィルムによる大気圧条件下の液膜厚さ及び波速度の同時計測
キーワード:沸騰水型原子炉、燃料棒、気液二相流、液膜計測、光導波路フィルム
日立GEでは、BWR燃料集合体内の気液二相流データベースの拡充を目的とした研究開発を推進し、燃料集合体内気液二相流の挙動解明に必要な調査、解析、実験等に取り組んでいる。本研究は、液膜ドライアウト挙動解明に向け、大気圧条件において模擬燃料棒表面の局所液膜厚さを光導波路フィルムにより計測し、計測精度を確認することを目的とする。光導波路フィルムは複数光路を内包した光学素材であり、曲面への設置及び多点化が容易で、空間分解能・応答性が高いことを特徴とする。既報では時間平均液膜厚さが高速度カメラによる可視化結果と評価誤差範囲内で一致することを確認した。本報告では、主流方向に設置した2点のセンサ部により時系列液膜厚さをそれぞれ計測し、局所2点での時間遅れからじょう乱及びリップルの波速度を評価した結果、可視化結果と評価誤差の範囲内で一致することを確認した。