[3L01-07] 核融合機器工学

[3L06] ベリリウムにおけるバブル中のガス保持挙動に与える圧力の影響

*杉本 有隆¹、原 一智¹、佐野 航平¹、治田 充貴²、倉田 博基²、金 宰煥³、中道 勝³、宮本 光貴¹ (1. 島根大学、2. 京大、3. QST)

キーワード：核融合炉、プラズマ対向材料、ベリリウム、ガス保持特性、微細組織

ベリリウムは，ITERの第一壁への使用が予定されている．水素同位体，およびヘリウムの高粒子負荷下でベリリウム中に形成されたバブルは，ボイドスウェリングやそこでのガス保持・放出などに関わり，核融合炉の安全な運転に影響を与えることから，バブルの挙動を理解することは重要である．本研究では，重水素およびヘリウムを照射したベリリウムに対して，走査型透過電子顕微鏡と電子エネルギー損失分光法を組み合わせたSTEM-EELSにより，水素同位体・ヘリウムの存在状態を昇温下において高い空間分解能で定量的に評価することを試みた．