2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 504-3 燃料再処理

[1D05-06] 蒸発乾固

2022年9月7日(水) 11:25 〜 12:00 D会場 (E1棟2F 23番教室)

座長:金子 昌章(NFD)

11:40 〜 11:55

[1D06] RuO4放出抑制策としてのゼオライトの適用性の検討

(1) ゼオライトとの接触による揮発性ルテニウム除去に伴う共存ガスの組成変化

*関口 裕真1、加藤 徹也1、宇佐見 剛1 (1. 電中研)

キーワード:高レベル廃液、蒸発乾固、ルテニウム、ゼオライト

再処理施設の重大事故緩和策として、事故時に放出されるRuをゼオライトにより除去することを検討している。本研究では、硝酸ニトロシルルテニウムを含む溶液の加熱に伴い放出される揮発性Ruと共存ガスをゼオライトに接触させたのち、質量分析計と赤外分光光度計を結合した複合分析装置を用いてガス組成を分析した。非接触時のガス組成との比較から、RuO4、硝酸蒸気、NO2はゼオライトにより放出ガス中から除去されることが示された。またゼオライトによる揮発性Ruの除去能力と硝酸蒸気の除去能力との間には相関がみられた。