2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 305-1 計算科学技術

[1F01-04] マルチフィジックスシミュレーション1

2022年9月7日(水) 10:45 〜 11:55 F会場 (E1棟3F 31番教室)

座長:岩田 順敬(関西大)

11:30 〜 11:45

[1F04] 先進的核熱連成シミュレーションシステムの開発

(5) マルチフィジックスシミュレーション用プラットフォームJAMPANの開発

*神谷 朋宏1、小野 綾子1、多田 健一1、秋江 拓志1、長家 康展1、吉田 啓之1 (1. JAEA)

キーワード:JAMPAN、核熱連成シミュレーション、MVP、JUPITER

JAEAでは、軽水炉の設計高度化、安全性の向上を目的として、先進的核熱連成シミュレーションの実現を目指し、マルチフィジックスシミュレーション用プラットフォームJAMPANの開発を開始した。JAMPANの開発にあたっては、中性子輸送、熱流動、化学反応など様々な物理を取り扱うコードを取捨選択して、様々な組み合わせのマルチフィッジクスシミュレーションを実行できること,コードの追加や置き換えが容易にできることを必要要件として選定した。これらの要件を満足させるため、JAMPANでは共通化されたデータコンテナを用い、このデータコンテナを通じて全てのデータをやり取りする形式とした。本報告では、JAMPANの概要を説明するとともに、その実行例として、MVPとJUPITERを用いて実施した、4×4バンドル体系における核熱連成シミュレーション結果を発表する。