14:45 〜 15:00
[1F05] 逐次活性化探索を用いたkinetic Monte Carlo法によるCu中の自己格子間原子クラスタ形態変化の解明
キーワード:分子動力学法、積層欠陥ループ、on-the-fly kMC、結晶欠陥、カスケード損傷
原子挙動を正確に扱いながら、MDタイムスケールよりも長い現象を再現することができる手法であるon-the-fly kinetic Monte Carlo法を用いて、Cu中の自己格子間原子クラスタ形態変化の解明した。
鞍点探索時の活性化エネルギーへ閾値を周期的に導入することにより、大小様々な活性化エネルギーが入り混じる系においても、観測対象の反応につながる大きな活性化エネルギーを伴うイベントが選択されるアルゴリズムを導入した。
結果、従来のSEAKMCよりも40倍以上高い確率で安定形態への変化を確認することができ、MD時間を超えて安定形態へと初期的に変化する場合の大半がFrank Loopであることがわかった
鞍点探索時の活性化エネルギーへ閾値を周期的に導入することにより、大小様々な活性化エネルギーが入り混じる系においても、観測対象の反応につながる大きな活性化エネルギーを伴うイベントが選択されるアルゴリズムを導入した。
結果、従来のSEAKMCよりも40倍以上高い確率で安定形態への変化を確認することができ、MD時間を超えて安定形態へと初期的に変化する場合の大半がFrank Loopであることがわかった