[1G01-04] 新型炉設計

[1G04] SiCマトリクス燃料コンパクトを用いた高出力密度化HTTR炉心におけるプルトニウム配置の最適化に関する研究

*西村 洋亮¹、岡本 孝司¹ (1. 東京大学)

キーワード：高温ガス炉、SiCマトリクス燃料コンパクト、プルトニウム燃焼炉、Serpent2 、モンテカルロシミュレーション

HTTRのような小型高温ガス炉において、高出力密度化運転のために、プルトニウムの最適配置を調べた。燃料は、従来のTRISO 粒子内のウラン燃料核の外側第一層に、Pu-YSZをコーティングしたQUADRISO 粒子を想定する。モンテカルロ核計算コードSerpent2 を用いて全炉心計算を行った。結果として、Puコーティングの単位厚みあたりに、炉心に印加される負の反応度の線形性が確認された。また、余剰反応度の制限値(16%以下)を満たすために、10 μm以上の厚みでコーティングする必要があることが分かった。