2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-2 炉設計と炉型戦略,核変換技術

[1G05-06] 溶融塩炉

2022年9月7日(水) 11:20 〜 11:55 G会場 (E1棟3F 32番教室)

座長:高木 直行(東京都市大)

11:20 〜 11:35

[1G05] 小型塩化物溶融塩高速炉の研究開発

(1)核熱結合計算による炉内出力分布の評価

*田原 義壽1、千葉 敏1、望月 弘保1 (1. 東工大)

キーワード:溶融塩炉、高速炉、塩化物、熱水力、結合計算

溶融塩炉では、核燃料物質が炉内および1次系ループ内を移動するため、核計算と熱流動計算の結合解析が必要となる。このため、核熱結合解析により炉内出力分布を求めその効果を評価した。RELAP5により炉内の温度分布を求め、それを基に炉内の燃料密度分布と原子核のドップラー広がりを考慮してモンテカルロコードSERPENT2で出力分布を計算した。この結果、核熱結合計算により出力分布はわずかながら炉心下部に移動することが分かった。