2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[1G07-10] 解析手法開発1 燃焼計算

2022年9月7日(水) 14:45 〜 15:50 G会場 (E1棟3F 32番教室)

座長:竹田 敏(阪大)

15:15 〜 15:30

[1G09] 原子核の崩壊による原子数密度変動に対する低次元モデルの構築

(3) 漸近解に対する差分への低次元モデルの適用

*千葉 豪1、吉藤 悠1、辻田 浩介2、三輪 周平2 (1. 北大、2. 原子力エンジ)

キーワード:Bateman方程式、特異値分解、低次元モデル

瞬時核分裂後の崩壊過程における原子数密度変動を対象とした低次元モデルの構築の一環として、これまでにsnapshot PODとGalerkin projectionに基づく方法の検討を行ってきた。その結果、燃焼方程式をPOD基底に射影して得られる低次元モデルにおいて、PODモードの時間変化を記述する行列が正の固有値を持つ場合があり、燃焼方程式に対する数値解法が不適となる可能性が示唆された。そこで本研究では、核種数密度そのものではなく、無限時間経過後の核種数密度の漸近解に対する差分を対象とすることにより、この問題点を克服することを試みた。