[1I08-12] 環境動態2

[1I11] 福島における放射性物質分布調査

(11) 福島県木造家屋内外の空間線量率分布特徴について

*金 敏植¹、メイリンズ アレックス¹、町田 昌彦¹、吉村 和也¹、吉田 浩子²、斎藤 公明¹ (1. JAEA、2. 東北大)

キーワード：東京電力福島第一原子力発電所、木造家屋、空間線量率、ガンマプロッター

福島県木造家屋内外の空間線量率分布特徴を明らかにすることを目的として、空間線量率の連続測定が可能なガンマプロッター及びシンチレーションサーベイメータを用いて実測調査を行った。その結果、屋外空間線量率の頻度分布を見ると除染が実施された地域においては、凡そ対数正規分布の形を示していることが分かった。一方、除染地域の家屋内の空間線量率は、１Fより2Fの方が高い傾向があるものの、ほぼ安定し、家屋内の測定位置による変化はあまり見られないことが分かった。