2022年秋の大会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[1I13-17] 環境動態3

2022年9月7日(水) 16:05 〜 17:30 I会場 (E1棟3F 34番教室)

座長:砂川 武義(福井工大)

16:05 〜 16:20

[1I13] 福島における放射性物質分布調査

(13) 空間線量率測定に基づく屋内線量低減係数の評価

*佐藤 里奈1、吉村 和也1、眞田 幸尚1、佐藤 哲朗2、森 翼2、高木 毬衣2 (1. JAEA、2. 日立ソリューションズ東日本)

キーワード:福島第一原子力発電所事故、周辺線量当量、低減係数、天然放射性核種

屋外と屋内の空間線量率の量的関係を表す屋内線量低減係数は、各種の被ばく線量推定モデルにおいて重要なパラメータの一つである。本研究では、滞在割合の高い屋内の空間線量率を精度良く推計するため、屋内外での空間線量率測定に基づき、天然核種による空間線量率を考慮して屋内線量低減係数を評価した。測定は、特定復興再生拠点区域を有する自治体内にある木造およびコンクリート造建物に対し、2021年に実施した。評価した屋内線量低減係数の代表値を用いて屋外空間線量率から屋内空間線量率を推計した結果、天然核種の影響を考慮した場合はそうでない場合に比べて誤差指標が小さく、より精度良く屋内空間線量率が推計できた。