2022 Fall Meeting

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Oral presentation

VII. Health Physics and Environmental Science » Health Physics and Environmental Science

[1I13-17] Environmental Dynamics 3

Wed. Sep 7, 2022 4:05 PM - 5:30 PM Room I (E1 Bildg.3F No.34)

Chair:Takeyoshi Sunagawa(FUT)

4:35 PM - 4:50 PM

[1I15] Investigation on distribution of radioactive substances in Fukushima

(15) Decrease in Cs-137 inventory on paved surface

*Kazuya Yoshimura1, Tomohisa Abe1 (1. JAEA)

Keywords:Fukushima Dai-ichi Nuclear Power Plant accident, Cs-137, Paved surface, Decontamiation, Weathering

市街地の空間線量率は、居住区域で避難指示区域よりも速やかに減少することが報告されている。この減少速度の差は、除染を含む人間活動に起因すると推測されるが、その影響について明らかとなっていない。本研究は市街地における主要な線源の一つである舗装面に沈着した137Csに着目し、その減少傾向と人間活動との関係を評価した。舗装面における137Cs沈着量は、帰還困難区域、及び特定復興再生拠点内の最大18地点で2014年から2022年にかけ計12回、可搬型Ge半導体検出器により測定した。調査の結果、除染による137Cs沈着量の低減効果は、約80%以上であると推測された。また137Cs沈着量は経時的に減少し、人間活動のない帰還困難区域よりも避難指示解除後の区域で速やかに減少した。人間活動の一つの指標として交通量に着目した結果、交通量が多いほど137Cs沈着量が大きく減少する傾向にあり、人間活動が放射性セシウムの低減に寄与することが示唆された。