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[1M09] PHITSコード開発の現状
キーワード:PHITS、放射線輸送計算、飛跡構造解析、核データ
原子力機構が開発している汎用の放射線挙動解析コードPHITSは、原子力分野のみならず、理学、工学、医療といった幅広い分野で利用されている。我々は2022年3月にPHITSの最新版を公開しており、任意のイオン・標的物質におけるナノスケールの分析を可能とする汎用飛跡構造解析モードの実装や重陽子、アルファ粒子、光子に関する核データライブラリの読み込み機能の導入など、様々な改良を施した。本発表では、これらの改良点を含む最近の開発状況について報告する。