2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 203-2 ビーム利用・ビーム計測・ターゲット

[1N10-12] ビーム利用・ターゲット2

2022年9月7日(水) 16:10 〜 17:00 N会場 (E2棟1F 102番教室)

座長:神戸 正雄(阪大)

16:40 〜 16:55

[1N12] IPと放射化法を利用したエネルギー選択中性子イメージングの研究

*上本 龍二1、鵜野 浩行1、日塔 光一2、上松 幹夫2、加美山 隆3、佐藤 博隆3、鬼柳 善明3 (1. 住重アテックス、2. 東芝テクニカルサービスインターナショナル、3. 北海道大学)

キーワード:中性子イメージング、エネルギー選択、閾値反応、放射化法、X線イメージング、 イメージングプレート

高速中性子イメージングは、透過力の強さから、最近また注目を集めるようになってきている。我々は、これまで、X線IPと金属コンバータの閾値反応を用いたイメージング法を高速中性子ビームプロファイル測定などに応用してきた。この手法は金属コンバータを熱中性子用に変えれば熱中性子の、IPそのものを利用すればX線の画像を得ることができる。また、この手法を用いれば、どこの中性子源でもエネルギー選択イメージングが可能となるいう長所を持っている。本研究ではAlコンバータの(n,α)反応(閾値約3.25 MeV)を利用した高速中性子イメージングだけでなく、Dy(n,γ)反応を利用した熱中性子イメージング及び直接撮影によるγ線イメージングを実用機器などについて行い、実験を行った施設における、それぞれの画像の特性について比較検討した。