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[2C17] 地層処分におけるガラス固化体性能評価の信頼性向上に向けた取り組み
(3)アルミノホウケイ酸塩ガラス溶解で生じるゲル層の原子構造の解明: 実験とシミュレーションによる研究
キーワード:ガラス固化体、ガラス変質相、分子動力学計算
ガラス固化体の溶解に生じるガラス表面の変質ガラスは、非晶質性、高いフラクタル次元をもつ空隙構造、様々な水和レベルのために、原子レベルでその構造を理解することが最も難しい材料である。本研究では、実験と計算を組み合わせたアプローチにより、アルミノホウケイ酸塩変質ガラスの複雑な原子構造の解析を行った。電荷スケーリング法による分子動力学計算により様々な空隙をもつ構造を作成し、実験的に観測された構造因子や固体NMRスペクトルと比較することで、精密な構造解析を行った。