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[2E08] TT690合金冷間加工材におけるPWR1次系模擬水中SCC発生試験
キャビティ生成処理後の亀裂発生挙動
キーワード:TT690合金、SCC発生試験、PWR1次系模擬水、冷間加工材、粒界キャビティ
冷間加工TT690合金に対して、高温大気中で粒界にキャビティを生じさせた(キャビティ生成処理)ブラントノッチ(BN)CT試験片を用いてPWR1次系模擬水中でSCC発生試験を実施した。450℃、220hのキャビティ生成処理後に360℃でSCC発生試験を行ない、2,269hでノッチ先端に微小亀裂が確認された。これはキャビティ生成処理を行なわなかった場合の360℃、40,635hよりも早かったことから、キャビティ生成処理によりSCC発生の前駆段階が促進されたと評価された。