2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[2G05-09] 実験解析・検証

2022年9月8日(木) 10:35 〜 11:55 G会場 (E1棟3F 32番教室)

座長:Van Rooijen Willem(福井大)

10:50 〜 11:05

[2G06] UTR-KINKIを用いたJENDL-5の妥当性検証

*神田 峻1、後藤 正樹1、池田 晶一1、福田 洋之1、松尾 泰典1、左近 敦士1、佐野 忠史1、橋本 憲吾1 (1. 近大)

キーワード:近畿大学原子炉、臨界性、積分実験、JENDL-5、積分検証

本研究では2021年12月に公開された評価済み核データライブラリJENDL-5の妥当性検証を目的として近畿大学原子炉(UTR-KINKI)の臨界性(実効増倍率)を測定した。その結果、MVP3とJENDL-5を用いた実効増倍率のC/Eは1.00597±0.00003であった。一方、JENDL-4.0を用いた場合のC/Eは1.00330±0.00003であった。UTR-KINKIの実効増倍率計算においてJENDL-4.0からJENDL-5に変更することで0.265±0.004%Δk/k過大評価したことを確認した。