16:50 〜 17:05
[2I16] 原子力防災利用での大気中放射性物質鉛直積分濃度の有用性検討
キーワード:福島第一原子力発電所事故、大気拡散モデル、緊急時応用
原子力災害対策指針では、計算による不確かさが被曝リスクを高めるという理由から緊急時に大気拡散予測を用いないとしているが、実測値のみへの依存では防護措置の決定が被ばく後の対応となることが課題である。国際モデル比較試験の結果、湿性沈着による誤差が最大であったことから、本研究では沈着予測において湿性沈着計算の持つ不確かさを軽減できる大気中放射性物質鉛直積分濃度の原子力防災利用における有用性を検討した。