2022年秋の大会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[2I14-19] 核種移行評価

2022年9月8日(木) 16:20 〜 18:00 I会場 (E1棟3F 34番教室)

座長:木名瀬 栄(JAEA)

17:35 〜 17:50

[2I19] 一般廃棄物中のセシウム濃度評価のための簡易計測に関する検討

*髙瀨 和之1、国分 宏城1、日下部 一晃1 (1. 福島県環境創造センター)

キーワード:一般廃棄物、セシウム濃度、簡易計測、市販線量計、廃棄物処分場

本検討の対象は福島県内で処分される一般廃棄物である。2011年の東京電力(株)福島第一原子力発電所の事故に伴って放射性セシウムに汚染された一般廃棄物は8,000Bq/kg 以下の基準のもとに焼却され、廃棄物処分場に埋立されてきた。現在では廃棄物中のセシウム濃度は数ベクレル程度であり、十分低いことが確認されている。一方、大型台風などの災害時に排出される大量の一般廃棄物が県境を越えて広域に処分される場合、他県の処分場では福島県の一般廃棄物に対するセシウム濃度が懸念される。そこで、市販線量計による測定結果を基に一般廃棄物中のセシウム濃度を簡易的に推定できる可能性について検討している。発表では検討の一部を報告する。