2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 303-1 原子炉計測,計装システム,原子力制御システム/303-2 遠隔操作,ロボット,画像工学/303-3 ヒューマンマシンシステム,高度情報処理

[2K01-05] 計測デバイスとシステムおよびヒューマンファクタ

2022年9月8日(木) 10:30 〜 11:55 K会場 (E1棟4F 43番教室)

座長:五福 明夫(岡山大)

10:45 〜 11:00

[2K02] タンク型SFRに適合する中性子計装設備の検討

*庄司 崇1、岡﨑 仁1、近澤 佳隆2 (1. MFBR、2. JAEA)

キーワード:ナトリウム冷却高速炉、タンク型炉、中性子計装設備

中性子計装設備は原子炉の停止状態から定格出力に至る中性子束を計測し、原子炉の出力レベル並びに事故時の原子炉の停止状態等を監視するために必須の計装設備である。国内の先行炉であるループ型炉の常陽やもんじゅでは、基本的に原子炉容器外に設置する中性子検出器を採用しているが、タンク型のナトリウム冷却高速炉は原子炉容器径が大きく炉心周りの遮蔽も多いため、原子炉容器外に到達する中性子束が少なくなり計測が難しい。その対策として原子炉容器内の高温環境に耐えうる中性子検出器を採用し、プラント状態の連続監視、安全上の要求、狭隘な炉心上部構造との取合い等について、複数種類の中性子検出器の適用性を評価の上、タンク型のナトリウム冷却高速炉に適合する中性子計装システム構成の検討を進めている。