2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 303-1 原子炉計測,計装システム,原子力制御システム/303-2 遠隔操作,ロボット,画像工学/303-3 ヒューマンマシンシステム,高度情報処理

[2K01-05] 計測デバイスとシステムおよびヒューマンファクタ

2022年9月8日(木) 10:30 〜 11:55 K会場 (E1棟4F 43番教室)

座長:五福 明夫(岡山大)

11:30 〜 11:45

[2K05] 失敗に対する許容度が訓練過程に及ぼす影響に関する実験的検討

*狩川 大輔1、高野 晴来1、高橋 信1 (1. 東北大)

キーワード:訓練、失敗許容度、レジリエンス、安全

近年、複雑システムの安全性の維持・向上を図る上で、個人や組織の状況変化に対する適応能力(レジリエンス)の重要性が指摘されている。一方で、ルールの厳格化等の手段によって失敗を減らすことに注目している従来型の安全マネジメントが、結果として些細な失敗も許されない環境を作り出すことにつながり、そのことが失敗を含む経験を通じたオペレータのレジリエンス向上の妨げとなる可能性が懸念されている。そこで本発表では、失敗に対する許容度が訓練過程における被訓練者の行動に与える影響について、認知実験を通じた分析を試みた結果について報告する。