2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 202-2 放射線物理,放射線計測

[2M10-13] 光子測定1

2022年9月8日(木) 14:45 〜 15:50 M会場 (E2棟1F 101番教室)

座長:野上 光博(東北大)

15:30 〜 15:45

[2M13] 高線量率領域への適用性拡大を目指した形状可変γカメラの改良

*宮田 健吾1、高田 英治2、佐藤 優樹3 (1. 富山高等専門学校、2. 国立高等専門学校機構、3. 国立研究機関法人日本原子力研究開発機構)

キーワード:コンプトンカメラ、廃炉、放射線計測

廃炉作業を進めるため、高い放射線レベルの中で原子炉建屋内に分布した放射性物質をγカメラにより可視化し、円滑に除去することが求められている。そこで本研究では、従来から研究を行ってきた形状を変化することで狭隘な空間の通り抜けも可能なγカメラを、高線量率領域に適用することを目指している。シンチレータの小型化(4 mm角のGAGG)やCOMポートを介さないデータI/Oの実現により、概算評価だが適用可能な線量率を370μSv/h程度に向上できた。現状では計数率の増加により光検出器(Si-PMT)のゲインが低下する現象が問題となっており、今後、対応を検討する。