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[3A11] 福島原子力発電所事故由来の難固定核種の新規ハイブリッド固化への挑戦と合理的な処分概念の構築・安全評価
(2)放電プラズマ焼結(SPS)を用いたハイブリッド固化体の合成および微構造評価
キーワード:福島第一原子力発電所事故、放射性廃棄物処分、ハイブリッド固化体、セラミックス、放電プラズマ焼結
福島第一原子力発電所の事故により発生した様々な放射性廃棄物の固化技術の開発は喫緊の課題である。特に安定固化が難しい核種や長期被ばくが懸念されるヨウ素(I-129)およびα核種のマイナーアクチニド(MA)には保管および最終処分のための適切な固定化手法が要求される。本研究では、ヨウ素などを含有する様々なセラミックス廃棄物を一次固化体とし、それをSUSなどのマトリックス材料に内包したハイブリッド固化体を放電プラズマ焼結(SPS)を用いて作製した。これにより核種閉じ込めの多重化に加え、迅速に圧密な放射性廃棄物固化体の作製が可能となる。当日は、作製した様々な固化体の微構造評価の結果についても報告する。