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[3C14] 幌延深地層研究所におけるコンクリート支保工の物性・化学特性変化の定量的把握
(2)異なる環境に定置した試験体の経年変化の評価
キーワード:高レベル放射性廃棄物、吹付けコンクリート、低アルカリ性セメント、環境影響、経年変化
高レベル放射性廃棄物の地層処分では、廃棄物が処分場に搬入された後においても、処分場閉鎖までの間に廃棄物を搬出する可能性(回収可能性)を確保することが定められており、その間の坑道の健全性の維持について評価する必要がある。しかし、支保部材の候補の一つである、低アルカリ性セメントを使用した吹付けコンクリートの経年変化を評価した例は少なく知見が不足している。そこで、本研究では、前述の試験体を作製して、地下坑道内の異なる環境に定置し、定置後約1年経過後にそれらの試験・分析を行うことにより、試験体の物性・化学特性の経年変化を評価した。本発表では、その結果の一部を報告する。