2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[3G06-09] 新型炉特性評価

2022年9月9日(金) 10:55 〜 12:00 G会場 (E1棟3F 32番教室)

座長:渡邉 友章(JAEA)

11:25 〜 11:40

[3G08] 固有安全性を有するガス冷却高速炉KAMADO-FR2の概念

超長寿命炉心(ULLC)の設計

*松村 哲夫1、亀山 高範1 (1. 東海大)

キーワード:固有安全性、高速炉、ガス炉、超長寿命炉心、金属燃料

炭酸ガスを冷却材とし固有安全性を有する高速炉概念KAMADO-FR2 1)に金属燃料(U-Pu-10Zr)を適用することで、Pu富化度8%で取出燃焼度262MWd/kgHMの超長寿命炉心(ULLC)を設計した。ステンレス鋼の燃料集合体枠と金属燃料板で構成された燃料集合体は333K以下の原子炉プール(最終ヒートシンク)内に設置され、LOCA/LOF時にも崩壊熱は燃料集合体枠表面から冷却されるため、核・熱的に固有の安全性が達成されることも解析により確認した。