[3H13-15] 核融合炉システム設計・安全性

[3H13] 核融合発電システム統合試験プラントUNITY

(1) プロジェクト概要

*武田 秀太郎^1,3、小川 聰¹、久米 祥文¹、Baus Colin¹、杉山 大志¹、田渕 将人¹、井野 孝¹、世古 圭¹、長尾 昂¹、小西 哲之^1,2 (1. 京都フュージョニアリング、2. 京都大学、3. 九州大学)

キーワード：核融合、ブランケット、熱交換、UNITY

核融合実証プラント実現に向けたクリティカルパス上の研究開発課題として、炉心熱取り出しからエネルギー利用に係る一連のプラント機器のTRL向上が上げられる。そこで京都フュージョニアリング社は、ＭＣＦ，ＩＣＦ双方を考慮したプラズマチェンバー環境模擬下におけるブランケットからの高温熱回収と伝熱流動性評価、熱交換と発電等の熱利用に至る核融合エネルギープラント、プラズマ排気、増殖トリチウム回収と水素同位体移行挙動評価、そして燃料サイクルの統合的な要素技術実証を可能とする世界初の試験プラントUNITY（Unique Integrated Testing Facility）の建設に着手した。本発表はシリーズ発表の前段として、計画の概要ならびにスケジュールを報告する。国内パートナー企業と共同で建設されるUNITYは1)ブランケット試験部、2)高温熱交換試験部、3)水素同位体回収試験部、4)水素同位体サイクル試験部、5)発電試験部を備え、2024年末の発電実証を計画している。