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[3J01] RI-PBに基づく新しい耐震設計体系のフレームワーク
その13:既設プラントにおけるシステムリスクのバランス化
キーワード:RI-PB、最適設計、リスクプロファイル
春の年会ではRI-PB設計の対象となっている新設プラントのRHR系のフォールトツリーにおいてリスクの分解を行うことで各コンポーネントに故障確率を割り当て、FV重要度をバランス化の指標とした、故障確率のバランス化を行った。 春の年会では新設プラントを想定して故障率に拘束条件をかけずに最適化を行ったのに対して、本発表では既設プラントのフォールトツリーに対してFV重要度を指標としたバランス化を行った。既設プラントを想定した場合、バランス化を行うために故障確率を高くすることがないため、拘束条件を加えて最適化を行う必要がある。このことから、今回は現行の条件に応じた拘束条件を加えて現行の条件内で理想的なコンポーネントの故障確率を求めた。