2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 403-1 リスク評価技術とリスク活用

[3J01-05] 地震PRA

2022年9月9日(金) 09:30 〜 10:55 J会場 (E1棟4F 42番教室)

座長:張 承賢(北大)

10:30 〜 10:45

[3J05] 地震PRAにおける炉心損傷直結シナリオの精緻化に係る産業界の取り組みについて

*渡邉 貴裕1、藤本 秀大2、松中 修平3、藤岡 文平4、原口 龍将5、加藤 貴士6、豊嶋 謙介7 (1. 東電HD、2. 関西電力、3. テプシス、4. 日立GE、5. MHI、6. 東芝ESS、7. 原子力エンジ)

キーワード:地震PRA、事故シナリオ、専門家判断、炉心損傷直結

現状の地震PRAは,一般に,炉心損傷に至るシナリオを詳細に展開することが困難な起因事象(建屋,原子炉格納容器,原子炉圧力容器等の損傷)を炉心損傷に直結すると仮定している等の評価手法の保守性に起因して,保守的な結果を与えるものとなっており,プラントの脆弱性を特定する等のリスク情報活用の観点から改善が必要である。この"炉心損傷直結シナリオ"の問題について我々産業界は,国内外における"専門家判断の活用"に関する方法論に着目し,シナリオを精緻化するための専門家判断を適用するプロセスの構築を行っている。