2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 403-1 リスク評価技術とリスク活用

[3J10-14] HRA/CMF/廃止措置

2022年9月9日(金) 14:45 〜 16:10 J会場 (E1棟4F 42番教室)

座長:池側 智彦(日立)

15:15 〜 15:30

[3J12] 共通原因故障を考慮した重要度指標の提案

その2:地震起因で表出しうる未想定の機器多重損傷に対する耐性に関する指標

*大鳥 靖樹1、牟田 仁1、酒井 俊朗2 (1. 東京都市大学、2. 電中研)

キーワード:重要度指標、脆弱性、多重損傷、共通原因故障、地震PRA

原子力発電施設では、設計ミスや設計時には想定しなかった原因等により、潜在的な欠陥が地震を起因として同時に表出する可能性がある。これら地震の発生前に全く未想定の原因により複数機器が同時に多重に損傷することを考えた場合に、プラントシステムとしてどのくらいの強靭性を持っているかを評価することは重要である。本研究では、地震による機器損傷において,これまでに想定してきた応答耐力の比較による単独の機器損傷及び従属性(相関性)を考慮した多重の機器損傷に加え、想定しなかった複数の損傷が地震を起因として表出するケースに対するシステムの脆弱性を定量化する指標を提案する。