2023年秋の大会

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一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-2 放射性廃棄物処分と環境

[1D08-13] モデルの妥当性確認

2023年9月6日(水) 14:45 〜 16:20 D会場 (IB電子情報館2F 大講義室)

座長:木村 駿(JAEA)

14:45 〜 15:00

[1D08] セメント系材料の状態設定に用いる反応輸送解析モデルの妥当性確認

*小池 彩華1、石田 圭輔1、浜本 貴史1、三原 守弘2 (1. NUMO、2. JAEA)

キーワード:地層処分、TRU廃棄物、セメント系材料、反応輸送解析モデル

NUMOの包括的技術報告書におけるTRU廃棄物を対象とした安全評価では、処分坑道の構造躯体内側で廃棄体パッケージ間・内充填材に使用されるセメント系材料の処分場閉鎖後における状態変遷の不確実性が大きいことから、核種が廃棄物から充填材の間隙水へ全量瞬時に溶出し、構造躯体内側で均一に混合するとした核種溶出モデルを用いた。 地層処分システムの性能のより確からしい評価に向け、セメント系材料の状態評価を可能とする反応輸送解析モデルの整備に着手した。これまでに整備したモデルを用いた解析結果と、セメント系材料試料を一定期間浸漬した試験(浸漬試験)により得られた溶脱領域の大きさや化学組成等の試験データとの比較を行い、モデルの妥当性確認に取り組んだ。