[1D08-13] モデルの妥当性確認

[1D13] 地下水流動・物質移行モデルの妥当性確認手法の整備に係る検討事例

(5) 割れ目のモデル化概念の違いが地下水流動・物質移行特性評価に与える影響

*羽根 幸司¹、尾上 博則²、石橋 正祐紀¹、江崎 太一¹、田川 陽一¹、田部井 和人¹、並川 正¹、三枝 博光²、石田 圭輔²、澤田 淳³ (1. 鹿島建設株式会社、2. 原子力発電環境整備機構、3. 国立研究機関法人日本原子力研究開発機構)

キーワード：亀裂性岩盤、地下水流動特性、物質移行特性、不確実性、割れ目のモデル化概念

本報告では，前報(4)で構築した等価不均質連続体モデルを用いて坑道開放時の定常状態を仮定した移流分散解析を実施し，坑道湧水量，モニタリング区間の水頭及び塩化物イオン濃度分布について，実測値との比較を行うとともに，前報(3)で構築した割れ目ネットワークモデルも含めたモデル間の比較を行った。上記の比較を通じて，等価不均質連続体モデルへの変換方法の違いや，割れ目ネットワークモデルと等価不均質連続体モデルといった割れ目のモデル化概念の違いが，坑道湧水量などの評価指標に与える影響について考察した。