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[1G02] BWR向け低圧力損失型セパレータの開発
(2) CFDおよびスケール試験による低圧損セパレータ構造検討
キーワード:BWR、セパレータ、圧力損失、CFD、試験
沸騰水型原子炉(BWR)の再循環流路の圧力損失低減のために、低圧損セパレータを開発している。セパレータの圧力損失の低減と気水分離性能はトレードオフの関係にあり、特に、気液二相流に旋回力を付与するスワラー形状の影響が大きい。本開発では、製作性も考慮したスワラー形状の変更が旋回力に及ぼす影響をCFDにより定量的に評価することで、高い旋回力を生み出しつつ、圧力損失を現行型のセパレータと比較して30%以上低減可能な構造案を選定した。また、実機条件とクオリティ及び気液二相旋回力をスケーリングした、1/2サイズ・大気圧・水-空気試験装置を用いて、CFDで選定したスワラー構造によるスケール試験を実施し、スケール試験においても、圧力損失30%以上低減、気水分離性能の主要指標の一つであるキャリーオーバー性能が現行型と同等となることを確認した。