2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[1G01-07] 原子炉内熱流動

2023年9月6日(水) 10:00 〜 11:55 G会場 (ES総合館2F ES021)

座長:堺 紀夫(東芝ESS)

11:15 〜 11:30

[1G06] 停滞水条件における3×3ロッドバンドルでの壁面摩擦

*村瀬 道雄1、西田 浩二1、高木 俊弥1、喜多 新一郎2、栗本 遼2、林 公祐2、冨山 明男2 (1. 原子力安全システム研究所、2. 神戸大学)

キーワード:ロッドバンドル、事故条件、停滞水、ボイド率、壁面摩擦、不確かさ

一次元モデルを使用すると停滞水条件では壁面摩擦がゼロになるため、ロッドバンドルでは圧力勾配を測定してボイド率を求めているが、その妥当性は定量評価されていない。そこで前報では、3×3ロッドバンドルを用いて停滞水で空気・水実験を行い、ボイド率と圧力勾配を測定し、圧力勾配からボイド率を求める際の不確かさは0.09以下であることを確認した。本報告では、不確かさを低減するために、壁面摩擦の相関式を作成し、圧力勾配データと壁面摩擦の相関式を用いて求めたボイド率の不確かさは0.029以下になることを示した。