2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[2G09-13] 数値解析

2023年9月7日(木) 14:45 〜 16:05 G会場 (ES総合館2F ES021)

座長:上遠野 健一(日立GE)

15:15 〜 15:30

[2G11] 先進的核熱連成シミュレーションシステムの開発

(9)検証データ取得のための燃料バンドル内気液二相流測定技術の開発

*小野 綾子1、岡本 薫2、牧野 泰2、細川 茂雄3、吉田 啓之1 (1. JAEA、2. NDC、3. 関西大学)

キーワード:二相流計測技術、気泡流、核熱カップリング、詳細熱流動解析コード

JAEAで開発を進めている核熱カップリングコードにおいて、熱流動解析には界面捕獲法に基づく詳細熱流動解析コード(JUPITERもしくはTPFIT)の適用を検討している。これらの解析コードは、燃料集合体の構成流路であるサブチャンネル内スケールの熱流動現象を対象とするため、サブチャンネル内の詳細な気液二相挙動に関する測定データや実験的知見を必要とする。そこで、燃料集合体内の狭隘部における分散性気泡流を非接触で計測するために、一般的に連続相の流速測定に用いられるレーザドップラー流速計(LDV)とフォトダイオードを組合わせた新しい計測を開発した。本報告では、この新しい計測手法に対して、接触式導電ボイドプローブを用いた気泡流計測と比較することで、新規計測手法が気泡挙動を良好に計測できることを確認した結果について報告する。